夜虹月

書いた小説やプレイしたゲームなどの雑記ブログです。

7,自分の部屋

それぞれ自分が泊まる部屋を決めるために移動しようとすると、正面からメイド服を着た銀髪の人達が少し離れたところに整列し、その内の1人が前に進み出てきて

 

『おかえりなさいませ。お部屋へご案内致します。』

 

そう言いお辞儀をすると先導してくれて、他の人達はまんなかが通れるよう左右に分かれて頭を下げていた。私は

 

(早く楽な姿勢になってもらわないと)

 

と思い二人を促して先導している人についていった。

案内する最中この家について説明してくれた。

 

1階に訓練所・実験場・プール・卓球台などの運動系

2階に鍛冶場・錬金室・研究室などの探究系

3階に農場・放牧場などの動植物系

4階に墓地

5階に食堂・衣裳部屋・大浴場などの日常系

6階に宿泊できる部屋

 

以上の階と施設などがあり、しかも増やそうとすればできるらしい。

ぐったりしながらついていくとやっと目的の6階にたどり着いた。

 

『お好きな部屋をお選びください。そして部屋が決まりましたら玄関にある水晶に触れてください。これはどなたが使用している部屋なのか認証するためなのでよろしくお願い致します。』

 

「えっと、案内ありがとうございました。」

 

「どこにしましょうか迷ってしまいますね?!!」

 

【僕はよく日が当たる場所がいいニャ】

 

『部屋はすべて日があたる温度に設定されておりますが、夜は少々肌寒い温度に設定されております。私共の使命ですので礼にはおよびません。』

 

無機質に感じられるけど、そういう人もいると思えば問題ないので3人で部屋をどこにするかチョットはしゃぎながら相談していたが結局入口に近い所からコウ・私・ランと固まってしまった。

 

(近くにいるほうが安心できるからしょうがないよね)

 

そんなこんなで決まったらメイドさん

 

『では、これにて失礼いたします。何かございましたら水晶の横に置いてある人形に呼びかけて頂ければ、私共と繋がりますので何なりとお申し付けください。』

 

そういいお辞儀をしたら姿が消えた。